この記事は、プロ生ちゃん Advent Calendar 2014 – Qiitaの21日目の記事です。
もう年を越しているけどAdvent Calenderを書いていることと、プロ生ちゃんじゃなくてプロ生についてなのは置いておきます。
ライブストリーミングが好きなので、普段からいろんな勉強会などを配信しに行くことが多いのですが、機材についてよく聞かれたりするので自分でまとめてみようとこの記事を書いてみました。あまり、生放送配信の環境や機材について書いている記事って見ないですしね…
一応会社ではなく個人でやっているのですが、機材などはそれなりにちゃんとしたものを揃えようとしているので、だんだんとBMD(Blackmagic Design)の製品が増えてきます。
だいたい、機材構成については次のような機材配線図の通りです。最近はこんな感じの構成が多いです。
メインのスイッチングはATEM TVSを利用しています。アナログの音声入力についてはBEHRINGERのSRC2496を使ってAES/EBUに変換しています。
カメラについては安めのハンディカムとSDI出力ができるものでは安めのXA25を使っています。一応HDMI→SDI変換も使っています。
Hyperdeck ShuttleではSSDでフルHDの記録が可能です。480GBのSSDを2つでおよそ8時間分録画できます。
CW-3では、無線(5GHz帯)を利用して映像を伝送できます。およそ50mの伝送が可能なので結構重宝してます。(お値段は重宝しません)
配信用PCにはIntensity Extremeを利用してキャプチャしています。Mini Recorderでもいいと思います。
これで機材を運ぶとこんな感じです、ぎりぎり一人で運べますがこれで電車にのるのは少し難しいです。
ちなみに、ATEMをブラウザから操作できるツールを作ったので、iPadからATEMを操作することもできます。
iPadでATEMを操作するツールはよくありますが、直接つなぐのではなくPCを経由しているのでコネクションが切れたりしません。
このツールは後ほど公開する予定です。
三脚にiPadを置くとカメラを操作しながらスイッチングも一人でオペレーションできます(楽ではないですが…
以上ざっとですが、プロ生を支える生放送配信機材について解説しました。
今のところ、音が取れない会場だとカメラマイクの音に頼ってしまうので、今後は音も重視していきたい予定です。
途中で説明した、ブラウザから操作できるATEMの操作ツールはそのうちGithubに公開する予定です。同時にnode.jsのATEM用ライブラリも公開します。