2013年11月30日(土)から2013年12月2日(月)まで、原宿のデザインフェスタギャラリーで行われているGugen2013の作品展に行ってきました。


Gugenとは

Gugen(ぐげん)は「未来のふつう」としてありそうなハードウェアを実用性や商品性の観点で表彰するコンテスト。
Gugen公式サイトより

難しく言われているような気がしますが、要するにMake:的なイベントです。その中でも革新性、商品性、デザイン性に優れたものが集まるといった感じでした。

Makerならお馴染み?あの電子楽器ウダーも
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気になった作品

今回は全部で27作品が展示されていました。その中でも気になって作品をいくつか紹介していきます。

アイコンタクトロボット「GAZEROID」

ちょっと見つめていると気持ち悪くなるような(褒め言葉)感じですが、Kinectで捉えられたセンサーにより、対象となる人と目が合うようになっています。
さらに、このロボットは首が人間の関節のように動くため、首がうねうね動く、けど目はずっと合っているという不思議な感触を味わうことができます。
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ナビゲーションペンダント彼方石

某ジブリ映画のなんとかの城で見たことあるようなタイトルです。
GPSと地磁気センサを内蔵していて、目的地方向に向けた時だけ強く光るようになっているそうです(さすがに映画のようにはいかないですね)。
この作品ですが、デモが行われていなかったため実際の様子がわかりませんでしたがなんとも面白そうな作品でした。
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PocoPoco

こちらは新しい音楽インターフェイスで音楽を演奏することができる作品。ヤマハが製品として発売している「TENORI-ON」と似ている気がしますが、「押す」「掴む」「回す」といったシンプルな3種の方法によって今までにないインターフェイス音楽を演奏することができます。
また、デモの自動演奏を見ても分かる通り、音に光や動きが加わり魅せてくれる作品になっています。
(ちなみに裏を見たらしっかりMIDIで演奏できるようになってました)

Universal Earphone

耳の左右を自動的に判別するイヤホン!ついにきました!毎度毎度イヤホンを耳に付けるときにLとRを確認する必要がなくなります!
仕組みや構造などが書かれていなかったため詳しい仕様はわかりませんが左右を気にせずに耳ににつけただけでLとRが自動的に判別されるらしいです。
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インタラクティブお葬式

様々ある展示の中でもひときわ目立っていた作品。見ている途中にもチーンとか鳴ってました…
こちらは、昨今のデジタル化に比べてお葬式にデジタル化の波が来ないことから作られた作品。実際に現地で参列しながら、Webのライブ配信を見ながら、どこにいても参加できるお葬式セットのようです。
ちなみにLeap焼香、デジタル献花、香典決済システムなどを展示しているそうです。
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遺影の隣にはたくさんのコード類が…
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まとめ

週末連日ということもあり、作品の製作者が近くに居ることが少なく、全体的に動いている作品が少なかったのが残念でした。

実はこのGugenの主催はP板.com(ピーバンドットコム)と呼ばれる基板のネット通販で有名なところです。P板.comはMake:などでもここを利用した基板を用いてる作品はいくつか見かけますが、最近はArduinoなどのシェアに圧倒されてる気がします…
P板.comが主催しているおかげもあり、イベントに参加して「ほしいね!」シール(受付でもらえる欲しいと思った作品に貼るシール)を貼ると2014年版の基板カレンダー(1,000円相当)を貰うことができます(先着200名)!!
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まだ、日曜日、月曜日と開催しているので時間のある方は是非行ってみてはいかかでしょうか。